スマートフォンから操作できる電源タップ「OTTO」の国内販売を再開


2016年6月27日

スマートフォンから操作できる電源タップ「OTTO」の国内販売を再開

株式会社Cerevoは、スマートフォンから操作できる電源タップ「OTTO」の国内販売を6月27日に再開いたします。

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OTTO – スマートフォンで制御する「見せる」調光ユニット
http://otto.cerevo.com/ja/

今回の販売再開は、2016年3月30日に電気用品調査委員会が発行した「解釈別表第四に係わる遠隔操作」に関する報告書の追加検討報告書(以下「追加報告書」)で示された、差込み接続器の遠隔操作の解説を受けて実施するものです。

弊社では本製品が電気用品安全法上において適法な製品であると判断し2015年4月9日より販売を開始しましたが、経済産業省電気用品安全課より「電気用品安全法第8条一項のリスク評価を行い、通信回線による遠隔操作としての安全性が確認されない限り、電気用品安全法違反となる“可能性”がある」との指摘を受け、同年8月より国内での販売を自粛しておりました。

これまで原則として遠隔操作によってONができる差込み接続器の遠隔操作については、遠隔操作に関する評価方法が充分に定まっていないとの理由から、平成25年経済産業省令第34号 別表第四における1-(2)-ロ-(ロ)-b-(a)における負荷機器の限定ができないとして認められていませんでした。

しかしながら、同年11月12日には経済産業省電気用品安全課より電気用品調査委員会に対し「遠隔操作等の技術進歩に伴い、これらの報告書等の検討時には想定していなかった製品が開発されつつあり、今後の産業構造・就業構造の変革への遅滞ない対応が求められている」として、必要に応じて改正案(技術基準解釈を含む)の策定依頼がありました※1

今回の追加報告書で示された解説では、遠隔操作に関する注意事項の本体表示や取扱説明書の記載、遠隔操作時の画面表示を行なうことで、負荷機器を限定したとみなすことができるとされ、適切な表示を行なうことで、OTTOのような遠隔操作機能を持つ接続器の販売が可能になりました。

弊社ではOTTO本体およびスマートフォン用アプリケーションなどの該当箇所に必要な表示を追加する改修を実施し、6月27日より国内での販売を再開いたします。

以下、弊社代表岩佐のコメントです。

「IoTを含む最先端技術で社会的課題と経済成長を同時に克服していこうとする政府方針のなか、このような改正(技術基準解釈の追加)が行なわれたことは、IoT分野における国際的競争力を付けるための重要な一歩であると感じており、今回の改正が行なわれたことを嬉しく思います。」

OTTOの詳細については製品ページをご覧下さい。また、本製品の販売および取り扱いを希望の方は info@cerevo.com までお問い合わせください。

OTTO – スマートフォンで制御する「見せる」調光ユニット
http://otto.cerevo.com/ja/

※1 27製安第31号